
風と光をいなす極上の日陰
ウリンのパーゴラ設計
強風と日差しに耐え抜く、湘南に最適な屋外天井の設計セオリー
架構設計図面の手記
光の制御
真夏の厳しい直射日光を遮りつつ、室内の明るさを損なわない設計ピッチの算出。
風の逃げ路
強風をいなすためのスリット幅と、シェード可動用ワイヤーの引張強度設計。
構造の自立
既存の外壁や防水層を一切傷つけず、地中の独立基礎と極太の柱だけで成立させる自律構造。
“ウッドデッキの上にパーゴラや屋根を建てるというのは、ただの木枠を載せる作業じゃない。それは、空と地面の間に新しく『風と光の通り道』を仕立てる仕事だ。耐風性と開放感の完璧な調和を目指して、俺が引いた図面のツボをここに書き残しておく。”
デッキの上にもう一つの天井を架ける。
そこに生まれるのが、本当のアウトドアリビングだ。
「夏になるとウッドデッキが焼け付いて一歩も歩けない」とか、「ちょっと雨が降っただけで外のクッションがずぶ濡れになって慌てる」とかさ。
ウッドデッキを設置した後に、多くの人が直面するのがこの日差しと雨の問題だ。
そこで検討されるのが「パーゴラ」や「屋根」だが、ただ適当な金物で柱を立て、ポリカ板を載せるような仕事はしない。
特に海風の強い鎌倉や湘南エリアにおいて、上空の構造物は巨大な『帆』の役割を果たし、台風時に凄まじい風圧をまともに受けるからだ。
風圧をいなし、光を取り込み、ウリン本来の美しさを空に描く。
俺たちが極上の日陰をつくるために施した、3つの架構スタイルと構造力学をここに公開しよう。
風と光を制御する、3つの架構スタイル
パーゴラや屋根を導入するにあたり、最も大切なのは『何を最優先するか』だ。
日除け(遮光)か、雨除け(防水)か、それとも風と空への圧倒的な開放感か。
俺たちが提案する3つの架構スタイルの特性を、シミュレーターを使って動的に体感してほしい。
あなたの敷地と暮らし方に合致するスタイルが見えてくるはずだ。

スケルトンパーゴラ (木組のみ)
架構性能ステータス
主な特徴と設計
- ▪ウリン本来の美しい木組と、空に抜ける圧倒的な開放感。
- ▪自重以外の付加荷重が最小限のため、耐風性が極めて高い。
- ▪植栽(ブドウやアイビーなどのつる性植物)を絡めることで、自然な緑の屋根へと育てる楽しみがある。
木材の影が時間の経過とともにデッキへ描く、幾何学的なストライプの影が実に美しい。つる性植物を絡めるなら、木肌を痛めにくいウリンが最適だ。
外壁を傷つけず、台風をいなす自立構造のこだわり

屋根やパーゴラを設置する際、最も注意すべきなのは『建物(家屋)の躯体とどう接合するか』だ。
安易な業者は外壁にビス留めをして架構を固定するが、これは大間違いだぞ。
台風時、揺れるパーゴラがテコの原理となって建物の外壁や防水層を破壊し、雨漏りの原因になる。
だからこそ、俺たちは建物に一切負荷をかけない「完全自立フレーム」を基本設計にしている。
デッキ下部に深く埋め込んだコンクリート独立基礎が屋根の引き抜き荷重を受け止め、太い105mm角のウリン柱4本で自立させる。
ウリンウッドデッキという意匠 で語った床下通気のこだわりと同様、見えない部分の構造力学があって初めて、上空の安心が守られるんだ。

過酷な上空でこそ、鉄の木ウリンが輝く理由

ウッドデッキ床板以上に、上空のパーゴラは直射日光(紫外線)と雨風をまともに受ける、最も過酷なエリアだ。
ソフトウッドや一般的な防腐木材では、5年も経てば接合部が腐食し、強風で崩壊するリスクがある。
その点、比重が極めて高く、天然の防腐ポリフェノールがぎっしり詰まった本ウリンであれば、薬剤を塗布せずとも30年以上にわたり構造強度を維持し続ける。
潮風が強く塩害に悩まされる 鎌倉高校前、パーゴラデッキと移住家族の24時間 の現場でも、ウリンのパーゴラはビクともせず、美しいシルバーグレーへと育ち続けている。
雨ざらし、日ざらしの上空でこそ、ウリンの真価が発揮されるんだ。

ウリン架構構造検査済仕様書
この架構は、鎌倉のきつい塩害や台風の突風にもビクともしない構造で俺が設計し、ビスの一本まで皿取り加工と研磨を施して組み上げたものだ。鉄の木が、お前の暮らしの空をこれから何十年もしっかりと支えていく。 検査責任者:鎌倉職人 俺

100年後も愛される、
長く使うという贅沢。
私たちの家具が長く使えることを大切にするのは、ウリンという素材が持つ長い時間感覚に裏打ちされているからです。
使い捨ての消費文化から脱却し、世代を超えて受け継がれる価値を持つ家具。KamaKraftは、大自然の恩恵である「鉄の木」を、丁寧な工芸技術によってあなたの日常へと繋ぎます。