
鎌倉高校前、パーゴラデッキと
移住家族の24時間
海を望む高台で、風と太陽と寄り添う新しい暮らし
鎌倉職人の栞
「海の近くで子どもを裸足で遊ばせたいが、潮風と砂でデッキがすぐ傷まないか心配だ」という不安や、「パーゴラを建てたいけれど、台風の突風で倒れてしまわないか心配だ」という悩み。海がすぐ目の前の鎌倉高校前だからこそ、そういう心配をするのは当たり前だ。だけどな、水に沈むほどの高密度な本ウリンの強さと、風をいなすパーゴラの基礎設計があれば、その不安は綺麗に解消できる。子どもたちの柔らかい足を守るノンビスの仕上がりと、海から直行できるシャワー動線は、移住ライフを何倍も豊かにしてくれる。まずは家族みんなが笑顔で過ごす、新しい暮らしの情景を思い描きなよ。
海と空を独り占めする高台のウッドデッキ。
江ノ電が静かに通り過ぎる鎌倉高校前。坂道を上りきった高台に、東京から移住してきた井原さんファミリーの新しい家がある。サーフィンが生きがいだという旦那様、明るい奥様、そして一番下は2歳の女の子を含む元気な3人の子どもたち。彼らの新生活を支える主役として、俺たちはパーゴラ付きのウリンデッキと専用の外シャワーを仕立てた。
海風が直接吹き付け、強い陽射しが一日中降り注ぐこの過酷な場所において、無垢の木材がどうやって家族の笑顔を守るのか。完成したデッキの上で繰り広げられる、ある日曜日の24時間を追った情景スケッチをここに記す。
湘南の風と光が織りなす24時間
The 24-Hour Scene Log
サーフィンから直行できる、潮を流すプライベート動線

まだ静まり返った朝の海から旦那様がサーフボードを抱えて戻る。デッキの角に取り付けた真鍮のシャワーヘッドをひねると、温かいお湯が吹き出て潮と砂を洗い流す。そのまま玄関を通らずに濡れたままデッキへ上がれる動線だ。一般の木なら数年で腐る過酷なシャワーエリアだが、桟橋にも使われるウリンなら、毎日の海水と水に晒されてもビクともしない。
2歳の柔らかい足を守る、ノンビス工法の極上肌

東京のマンション時代、下階への配慮から家の中では走り回れなかった子どもたち。今は2歳の長女が裸足のままデッキへと飛び出す。ビス頭を表面に一切露出させないノンビス工法と、職人が指先で確認しながら施した滑らかな面取り・研磨仕上げが、小さな足のケガを完全に防ぐ。パーゴラに手を入れた植栽と木漏れ日が、強い直射日光から優しく守ってくれる。
友人ファミリーが集う、揺るぎないウリンの強さ

東京から遊びに来た友人ファミリーが到着し、パーゴラの上に生成りの麻タープを広げて即席のBBQが始まる。大人と子どもが何十人も乗って飛び跳ねようが、ウリンデッキはたわむことすらしない。強風が吹き抜ける海沿いでも、地中深く独立基礎を埋め込みパーゴラと一体で設計した強固なフレームワークが、抜群の安定感をもたらしている。
湘南の空に溶け込み、家族の歴史を刻み始める木

江の島と富士山が夕日に浮かび上がる。パーゴラの下で大人たちはビールを開け、遊び疲れた子どもたちはデッキの上でまどろむ。潮風にさらされる過酷な環境だからこそ、ウリンは数年で味のある高貴なシルバーグレーへと色を変え、鎌倉の風景に馴染んでいく。これから何十年も、井原さんファミリーの成長をこの木が見守り続けるだろう。
鎌倉職人のおさらい
鎌倉高校前の風が抜けるパーゴラデッキは、単なるウッドデッキじゃなく、東京から移住してきた井原さんファミリーの新しい暮らしの心臓部だ。ノンビス工法で仕上げた床板は、2歳の娘が裸足で走り回ってもささくれが刺さる心配がなく、サーフィン帰りに浴びる真鍮の温水シャワーは家の中に砂を持ち込ませない。台風の通り道でもある海沿いで、基礎からがっしり組んだパーゴラは、これから何十年も家族と友人が集う特等席を優しく守り続ける。毎年ペンキを塗り直す無駄な手間を省き、本物の木が醸し出すシルバーグレーの美しさを、家族みんなでじっくり楽しんでほしい。
あわせて読みたい職人の手記

100年後も愛される、
長く使うという贅沢。
私たちの家具が長く使えることを大切にするのは、ウリンという素材が持つ長い時間感覚に裏打ちされているからです。
使い捨ての消費文化から脱却し、世代を超えて受け継がれる価値を持つ家具。KamaKraftは、大自然の恩恵である「鉄の木」を、丁寧な工芸技術によってあなたの日常へと繋ぎます。


