KamaKraft
愛犬と楽しむウッドデッキ 薬剤フリーの安心とドッグラン設計
The Sanctuary of Pet-Friendly Deck

愛犬と楽しむウッドデッキ 薬剤フリーの安心とドッグラン設計

化学薬品ゼロの安全性、爪傷や泥汚れに負けない硬度と高密度、熱中症や火傷を防ぐ夏の適度な温度対策とバリアフリー設計

スクロールして読み進める
鎌倉職人

鎌倉職人のしおり

ウッドデッキで愛犬を遊ばせたいが、木材のささくれが肉球に刺さったり、化学薬品の防腐剤を舐めてしまったりしないか心配だという不安や、お庭が狭いからドッグランは無理だろうかという悩み。大切な家族である愛犬を想うからこそ、そういう心配をする気持ちは痛いほどよく分かるぞ。俺も自宅で愛犬の柴犬コタロウと暮らしているからな。稲村ヶ崎のご家族から相談されたとき、真夏に火傷するほど熱くなる人工木デッキからノンケミカルで安全なウリンへ作り替えた。コタロウが毎日ゴロゴロして教えてくれたウリンの優しさと、愛犬の安全を守る職人のバリアフリー設計のディテールを知りなよ。

家族の一員である愛犬が、裸足で安全に走り回れるドッグランをお庭に設ける選択。

晴れた日の午後、ウッドデッキの上に差し込む木漏れ日の中で、愛犬が気持ちよさそうにお昼寝をしている姿。それは、日々の暮らしに静かな安らぎをもたらす、かけがえのない瞬間です。犬はお庭という屋外の匂いや風を感じられる場所が大好きであり、ウッドデッキは室内と庭を繋ぐ絶好のプレイスペースとなります。

2年前、鎌倉・稲村ヶ崎の坂の上にお住まいのお客さんから「ゴールデンレトリバーの愛犬ハルが全力で遊べるドッグランをお庭に作りたい」と相談をいただいた。当時はお庭に樹脂製の人工木デッキが敷かれていたのだが、真夏の強い陽光によって表面が火傷するほど熱くなり、ハルが熱がって外に出たがらなくなってしまったという。

ハルのように裸足で走り回り、時には床を直接舐めてしまうこともある愛犬のために、化学薬品を一切使わない本物のノンケミカルなウッドデッキを作りたい。俺が自宅で飼っている柴犬のコタロウが教えてくれたウリンの優しさと、愛犬の安全をミリ単位で守る職人のバリアフリー設計のディテールをここに解説しよう。

稲村ヶ崎の坂の上、愛犬ハルのために作ったドッグランテラス

稲村ヶ崎の海風が吹き上げる高台の住宅。ハルは体重が30キロ近くある元気な大型犬で、お庭を走り回るのが何よりの楽しみだった。しかし、以前の人工木デッキは夏場に表面温度が60度近くに達し、肉球を火傷する危険があったため、夏の間はお庭で遊ぶことができなかった。

そこで俺たちは、人工木デッキを全て撤去し、高耐久無垢ウリンでの全面リプレイスを行った。天然のウリンは熱を周囲に逃がしやすく、タープやシェードで適度な日陰さえ作ってやれば、真夏でも素足で快適に過ごせる木陰を生み出す。

施工完了後、新しくなったデッキに放たれたハルは、滑ることもなく嬉そうに走り回り、そのまま冷んやりとした日陰でぐっすりと眠ってくれた。その安心しきった表情を見たとき、やはり本物の木を選んで正解だったと確信したよ。

化学薬品ゼロのウリンと、柴犬コタロウが教えてくれた素足の優しさ

一般的な防腐木材は、湿気や虫害を防ぐために強力な化学防腐剤や防虫薬品を加圧注入しており、数年おきに塗料の再塗装が必要になる。しかし、犬が床に落ちたおもちゃを咥えたり、床を直接舐めたりすることを考えると、薬品を大量に含んだ床で遊ばせるのは健康上のリスクが大きすぎる。

ボルネオ産の本ウリンは、一切の防腐塗装も薬剤処理も行わずに使用できる天然無垢材だ。ウリン自身が持つ高い抗菌力や防虫性が、虫や菌の繁殖を防いでくれる。

我が家で暮らしている柴犬のコタロウも、自宅のウリンデッキの上がお気に入りで、毎日お腹を出してゴロゴロと背中を擦りつけているが、皮膚荒れや体調不良を心配したことは一度もない。この大自然の恵みがもたらす「ノンケミカルな安全性」こそ、愛犬に与えられる最高の贈り物なんだ。

段差12センチの多段ステップと頭が挟まらない隙間の設計

愛犬が安全に暮らすためには、施工の寸法設計に徹底した「職人のこだわり」が求められる。特に段差は、犬の股関節や背骨に大きな負担をかけ、ヘルニアなどの原因になるため、お庭へのアクセスステップは1段あたりの高さを12センチに抑えた緩やかな多段仕様にした。

さらに、デッキの周囲を囲む目隠しフェンスの隙間(目地幅)も極めて重要だ。ハルが頭を挟んで怪我をしたり、すり抜けて脱走したりしないよう、隙間はハルの頭のサイズより十分に狭い緻密なピッチで均一に組んだ。

床板の固定には、1箇所ずつ丁寧に皿取り加工を施し、ステンレスビスの頭を木肌と完全に平らに沈め込んでいる。そして、床下に犬が潜り込まないよう、側面に「バリアアンダー幕板」を取り付けて床下空間を物理的にシャットアウトした。これにより、床下の害虫(ダニや蚊)に刺されるリスクからも愛犬を守り抜く。

換毛期の抜け毛掃除と、水洗いで弾く汚れのメンテナンス

実際にウリンデッキを導入された稲村ヶ崎のご家族からは、「日々のお手入れが劇的に楽になった」という喜びの声をいただいている。

特に春や秋の換毛期にはハルの抜け毛が大量にお庭に散らばるが、ウリンはささくれが極めて少ないため、抜け毛が木肌に引っかかることがない。大きめのほうきでサッと掃くだけで、一瞬で綺麗に集めることができる。

また、泥汚れやオシッコなどで汚れてしまった時も、ウリンは水分や汚れを内部に染み込ませない。ホースで水をかけてデッキブラシで軽く擦るだけで、嫌なニオイもシミも残さず綺麗に洗い流せる。日々の管理の手間を減らすことが、愛犬との穏やかな時間を増やす秘訣である。

鎌倉職人

鎌倉職人のおさらい

愛犬と楽しむウッドデッキで最も大切なのは、ペットが触れる床板の安全性と、足腰に負担をかけない優しい設計だぞ。稲村ヶ崎のハル(大型犬)や自宅の柴犬コタロウのために作った現場のように、強い薬剤を塗る必要のない天然ウリンを選び、12センチの多段ステップや頭が挟まらないフェンスピッチ、床下への侵入を防ぐバリアアンダー幕板を仕込むこと。日常の抜け毛掃除や水洗いも驚くほど簡単だから、愛犬と過ごす心豊かな時間をとことん楽しんでほしい。何か分からないことがあれば、いつでも俺に聞きなよ。

Durability BG

100年後も愛される、
長く使うという贅沢。

私たちの家具が長く使えることを大切にするのは、ウリンという素材が持つ長い時間感覚に裏打ちされているからです。

使い捨ての消費文化から脱却し、世代を超えて受け継がれる価値を持つ家具。KamaKraftは、大自然の恩恵である「鉄の木」を、丁寧な工芸技術によってあなたの日常へと繋ぎます。

ジャーナル一覧を見る
公開日 2026.06.15カテゴリー: 設計・導入ガイド