KamaKraft
鵠沼海岸、風と暮らすダイニング。
1cm単位で仕立てたウリン家具とデッキ
Custom Woodwork in Kugenuma Coast

鵠沼海岸、風と暮らすダイニング。1cm単位で仕立てたウリン家具とデッキ

鵠沼海岸の潮風と遊ぶ、1cm単位のオーダーメイド家具とウッドデッキの調和

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鎌倉職人

鎌倉職人のしおり

ウッドデッキの上に、ぴったり収まる頑丈なローテーブルとスツールが欲しい。でも、本当に雨ざらしの庭で何十年ももつのかという疑問や、体格や庭の広さに合わせてミリ単位で細かくこだわりたいという熱い想い。鵠沼海岸の住宅街にお住まいの堂下さんから相談をもらった時、俺の心は躍った。直線的でソリッドな意匠を追求し、曲線を一切排除したシャープな面持ち。1cmの座面高、1度の角度、動線クリアランス。納得がいくまで施主と図面を引き直したあの日々から、本物のオーダーメイドが始まったんだ。本物の木が持つ強さと、ロースタイルがもたらす心地よい空間を思い描きなよ。

鵠沼海岸の住宅街。無垢の本ウリンで仕立てる、オーダーメイドの空間。

鵠沼海岸駅からほど近い、静かな住宅街。堂下さんの新居の庭に、俺たちはただのウッドデッキを作るだけでなく、家族4人が一生寄り添える「ウリンのダイニングローテーブル&スツール」をオーダーメイドで共創することになった。

「市販の家具だと、雨ざらしの湘南の風ですぐ腐ってしまう。かといってプラスチックやアルミでは味気ない。何より、私たちの体格や庭の広さにぴったり馴染む特別な家具が欲しかったんです」と堂下さんは語る。

水に沈む比重を持ち、圧倒的な硬度を誇る本ウリンを、家具として1センチ単位で細かく加工し、座り心地と動線を突き詰める。これは、鵠沼の心地よい潮風の土地で、曲線を一切排したソリッドな直線の意匠を削り出した職人たちの記録である。

1cm単位で削り出した、鵠沼の特等席

The Blueprint & Dimension Specs

ロースタイルを極める幾何学意匠

ウリン無垢幾何学ローテーブル

直線的な幾何学パターンで構成されたウリン無垢ローテーブルの天板
SPECIFICATION DIMENSIONS幅112cm × 奥行き54cm × 高さ42cm
DESIGN DECISION POINTS
1cm単位で追求した設計意図
  • 1大人4人がゆったりとコップや皿を並べられ、かつデッキ上の動線を邪魔しないコンパクトな幅112cm。
  • 2庭の植栽を眺めながら、ウッドデッキ上で足を伸ばしてくつろぐのに絶妙な高さ42cmのロースタイル設計。
  • 3天板は長方形の木材ピースを緻密に組み合わせた、曲線を一切含まないソリッドな幾何学パターン。
  • 4天板の角と全辺は、安全性を確保しつつもシャープなエッジを保つ「糸面取り」で直線的に仕上げている。
直線の安定感と潔い座り心地

ソリッド幾何学スツール/ローチェア

直線と面のみで構成された頑強なウリン無垢ローチェア/スツール
SPECIFICATION DIMENSIONS座面高26cm × 幅38cm × 奥行き38cm
DESIGN DECISION POINTS
1cm単位で追求した設計意図
  • 1ローテーブル高42cmに最も調和し、地面に近いロースタイルで最も落ち着く座面高26cm。
  • 2曲線を完全に排除し、極太の直方体ウリン材を組み合わせた、ソリッドで極めて頑強な幾何学フォルム。
  • 3座面の端や脚部の角は、面取りアール(曲線)を一切作らず、直線的な「C面取り(斜め45度カット)」で構成。
  • 4大人から子どもまで多目的に座ることができ、使わない時はテーブルの下にすっきりと収まる直線設計。
室内と庭をフラットに繋ぐ極上ステップ

ウリンウッドデッキ&ステップ

リビングの床板と目地を完全に同期させてフラットに繋げたウリンウッドデッキのステップ
SPECIFICATION DIMENSIONS幅4.2m × 奥行き3.6m × サッシチリ0mm
DESIGN DECISION POINTS
1cm単位で追求した設計意図
  • 1リビングの掃き出しサッシとデッキ床板の高さを完全に揃える「チリ0mm」のノンバリアフリー設計。
  • 2デッキの上でローテーブルやスツールが一切がたつかないよう、ミリ単位の水平調整を施した頑強な床板。
  • 3リビングから段差なくそのまま素足で庭のテラス空間へ歩き出せる、開放的なロースタイル設計。
鎌倉職人(指差し)

いいか、ここが肝心だ

ビス頭を一本も見せない『ダボ埋め加工』が、手触りのすべてを決める。肌が直接触れるローテーブルだからこそ、金属の存在を消し去るんだ。

金属の冷たさを消し去る、ビス頭の見えない木工職人技術

ウリンの丸棒でビス穴を完全に塞ぎ、平滑に研磨した天板のディテール

肌が直接触れるテーブルやスツールだからこそ、ビス(ネジ)の頭が露出しているのは論外だ。ウリンは非常に硬いため、ビス留めは必須だが、そのままでは金属の頭が飛び出たり、経年で錆びて服を傷つけたりする原因になる。

そこで俺たちは、ビスを深くねじ込んだ後に、その上からウリンと同じ木材で切り出した丸棒(ダボ)を打ち込み、ビス穴を完全に塞ぐ『ダボ埋め加工』を施した。接着剤が乾いた後、天板の表面と完全に平滑になるまで何度もヤスリをかけて磨き上げる。こうして、まるで一本の木から削り出したかのような、なめらかで温かみのある手触りが生まれるんだ。

金属の冷たさを一切排除したウリンの天板は、鵠沼の強い陽射しを浴びても適度な温度を保ち、触れるたびに職人の手の跡を感じさせてくれる。

鎌倉職人(指差し)

ちょっと耳を貸しな

1センチの妥協が、将来の20年を窮屈にする。だから俺たちは、施主と図面を挟んで納得いくまで引き直すんだ。

鎌倉職人

鎌倉職人のおさらい

堂下さんとの共創で改めて実感したのは、空間と家具を同じ本ウリンで、かつ直線を基調としたソリッドなデザインで一体設計する美しさだ。1cm単位で切り詰めたローテーブルとスツールの寸法、ビス頭を隠すダボ埋め加工といった細部のこだわりが、これからの家族の団欒を長く支えてくれる。海は見えずとも、鵠沼の心地よい潮風を浴びながら、このオーダーメイドの空間が少しずつ上品なシルバーグレーへと育っていくのを楽しみにしているよ。

Durability BG

100年後も愛される、
長く使うという贅沢。

私たちの家具が長く使えることを大切にするのは、ウリンという素材が持つ長い時間感覚に裏打ちされているからです。

使い捨ての消費文化から脱却し、世代を超えて受け継がれる価値を持つ家具。KamaKraftは、大自然の恩恵である「鉄の木」を、丁寧な工芸技術によってあなたの日常へと繋ぎます。

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公開日 2026.06.27カテゴリー: 現場レポート